なかなか見る機会のない住居解体の見積もり。
初めて見ると、うっ!とする方もいらっしゃるのではないかと思います。
「数日で終わる作業で、こんなにかかるの、、、?」
はい、よく言われます。なので、今回は丁寧にコストの内訳について解説してみたいと思います。
解体工事は多岐にわたる工程から成り立ち、各ステップには特有のコストが発生します。以下に、弊社の解体工事プロセスとそれぞれのステップに必要な工数およびコストを具体的に説明します。
1. 現場調査・見積もり
作業内容:
- 現場の状況を詳細に調査
- 安全な解体計画の立案
コスト要因:
- 専門技術者の人件費: 2技術者×1日
- 精密機器を用いた調査費用
見積もり例:
- 人件費: 2技術者×1日×日当たり2万円 = 4万円
- 調査機器使用費: 1万円
2. 近隣へのご挨拶
作業内容:
- 近隣住民への事前通知
- 騒音・振動等への理解と協力依頼
コスト要因:
- コミュニケーション担当者の人件費: 1人×0.5日
- 情報提供資料の作成費
見積もり例:
- 人件費: 1人×0.5日×日当たり1.5万円 = 7500円
- 資料作成費: 5000円
3. 足場養生の組み立て
作業内容:
- 解体作業の安全を確保
- 足場の設置と養生
コスト要因:
- 足場設置チームの人件費: 3人×1日
- 足場材料のレンタル費用
見積もり例:
- 人件費: 3人×1日×日当たり1.5万円 = 4.5万円
- 足場材料費: 2万円
4. 工作物などの撤去
作業内容:
- 敷地内の小屋、塀、庭石などの撤去
コスト要因:
- 撤去作業チームの人件費: 4人×2日
- 撤去機材の使用費
見積もり例:
- 人件費: 4人×2日×日当たり1.5万円 = 12万円
- 機材使用費: 5万円
5. 建物本体の解体開始
作業内容:
- 建物の構造に応じた解体作業
コスト要因:
- 解体作業チームの人件費: 5人×5日
- 解体機械のレンタル費
見積もり例:
- 人件費: 5人×5日×日当たり2万円 = 50万円
- 機械レンタル費: 15万円
6. 産業廃棄物の搬出
作業内容:
- 解体後の廃材の分別と搬出
コスト要因:
- 廃棄物処理チームの人件費: 3人×3日
- 廃棄物処理費
見積もり例:
- 人件費: 3人×3日×日当たり1.5万円 = 13.5万円
- 廃棄物処理費: X0万円(廃材の量による)
実は、ここのコストを皆さんご理解いただいていない場合が多いのです!
まずは重量×処分費用プラスその運搬費用も加算されることをご理解頂けますと嬉しいです。
7. 地中確認
作業内容:
- 地中の配管、ケーブルなどの確認
コスト要因:
- 専門技術者の人件費: 2人×1日
- 地中探査機器の使用費
見積もり例:
- 人件費: 2人×1日×日当たり2万円 = 4万円
- 探査機器使用費: 3万円
8. 立ち合い確認・引き渡し
作業内容:
- 完成した解体現場の最終確認
- お客様への引き渡し
コスト要因:
- 管理責任者の人件費: 1人×0.5日
- 完成報告書の作成
見積もり例:
- 人件費: 1人×0.5日×日当たり2万円 = 1万円
- 報告書作成費: 3千円
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